2010/02/19

夢を食べる動物

「夢を食べる動物、それは人間ですよ(ニヤリ)」
「うまいこと言ってんじゃねぇ!」

 そんなこんなで西尾維新の『化物語』を読んでいたりします。物の怪は人の心の中に棲んでいるというはなしです。そして物の怪に憑かれたひとは、ひとに助けてもらうのではなく、自分で勝手に助かるのだと。

 人はその眼で他人を見ているのではなく、他人を通して自分を見ているのだと。今、CMで流れている歌じゃないけれど「ひとは鏡だから」。ひとは人との繋がりのなかで他人に自分の中に抱えている何かを投影して、その人に好意をよせたり嫌悪したりするのでしょう。

 こうして僕の書いている文章を読んでいるあなたも、本当に僕の書いている文章を読んでいるのではなく、いつかあなたが心の中でつぶやいた言葉を読んでいるだけかもしれません。

 ちなみにこのブログには新しい発見はありません。いつかあなたの見たものから言葉なり映像なりで繋がってきて、このページに飛んできてそれを見ているだけに過ぎません.そうした構成で成り立っています。

 そうそう、今日は読書感想文を書くのでした。でも、いわゆるオススメというかレビューは書けません。そういうものは他にもいくつもあるでしょうし、僕のレビューを読むより本を買って読んだ方が早いです。それに西尾維新の作品なら読んでも損はしませんよ。

 前にも書いたように僕にはこの世に未練があります。そうして昔見た夢を食べながらこの先の余生を送ることになるでしょう。このブログは僕の夢のカケラです。そしてこの本を読んで、こうした感想しかかけない僕は、本当の意味で西尾維新を読んでいないかもしれません。いろんな意味でこれは身につまされるはなしです。

 そしてこの文章でパソコンを閉じ、今夜も夢を食べながら生きていこうと思うのです。
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